千住真理子の「四季」(コンサート記憶帳⑤)
- 千住真理子のヴァイオリン独奏とN響メンバーによる合奏団の公演に出かけました。
プログ゙ラムはヴィヴァルディの「四季」と、モーツアルトの「アイネ・クライネ」など(2009年4月26日、アミュー立川)。
- 4月からNHKラジオ「土曜あさいちばん」の、「クラシックでお茶を」と云うコーナーで、彼女の気軽なトークと、その日の一曲を紹介する番組が始まり、『あ、今朝もあの声だ』~~など、千住真理子が身近になっていたこともあり、公演が楽しみだった。
- 演奏はさておき、その使用楽器の1716年製ストラディヴァリウス、「デュランティ」。300年の間だれにも弾かれずに眠っていたという名器を携えているとのことで、その音色・音量など聞き分ける耳を自分は持たないけれど、、一度はライブで聴いてみたかった。同じ思いの人たちなのか、会場はほぼ満席だった。
- ヴィヴァルディの「四季」は、自分にとって、まだクラシックになじみのなかった頃でも別格で、今
から40年くらい前、当時パイオニアの大きなステレオを思い切って買って、一番最初に求めたのが、「四季」とカラヤンによる「新世界から(交響曲第9番、ドヴォルザーク)」だった。 - その「四季」のレコード・ジャケットを見ると『ヴァイオリン独奏 : フェリックス・アーヨ、イ・ムジチ合奏団 1959年録音 フィリップス』 とあって、全く意識していなかったが、「四季」が、世に知れ渡るようになった頃の古典らしい。何回も聴いたものだ。例のステレオは、ほぼ40年、何度かの転居に付き合ってくれたが、一昨年、今のアンプに切り替え、その時以来、LPレコードは、お蔵入り。
- コンサートに話を戻す。千住真理子、すらりとした美形、さすがにポスターのような若さではないが、瞑目する長躯細身の、白い肩から伸びた左右の二の腕が、ストラディヴァリを縦横に操って演奏する舞台は、1000人余を超す聴衆を、彼女一点に惹きつけていた。12人のN響メンバー合奏団とも、見事に調和していた。
- 「四季」は、ヴィヴァルディの故郷北イタリアの四季を音楽によって表現した「表題音
楽」だが、それぞれの曲に、ソネット(定型詩)がついている。春には「鳥の歌」「泉の流れ」、夏には「焼けつく太陽」「稲妻や雷鳴とそれに慄くハエや蚊」などが歌われ、秋には「収穫を祝う村人」「角笛と鉄砲を持って犬とともに狩りに出る村人」、さらに冬には「冷たい雪の中でこごえてふるえ」「あらゆる風たちが戦っている」様子などが、歌いこまれているという。それらが、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、チェンバロで表現されるのだ。
- また、この曲は、演奏者が違えば、ひとつひとつ、違った表現の「四季」になるという。
先日もNHKの「名曲探偵アマデウス」で、「四季」を取り上げていたが、そこでの演奏は、「管弦楽:ベニス・バロック・オーケストラ、指揮:アンドレア・マルコン、バイオリン:ジュリアーノ・カルミニョーラ」と、テロップにあった。第一ヴィオリンのひょうひょうとしていながら、力強い演奏、また、チェンバロ(はげ頭!)を正面中央に置いての指揮ぶり、それに、10人余のメンバーが、急~緩~急の四季の構成を、絶妙の呼吸でダイナミックに、あるいはリズミカルニあわせていて、楽しい演奏だった。
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コメント
( ^ω^ )ストラディヴァリウスは昔ですが、関西在住のヴィオリンニスト辻久子が家を担保にして購入した名器を、追っかけて聴いていたことを思い出します。クリスマスコンサートでは、あまりに寒さに舞台前の照明で何度も手を翳し暖を取りながら演奏していたこと鮮明にを思い出します。
投稿: ijnnak | 2009年4月28日 (火) 20時35分
千住真理子さんはかって地方銀行のイメージガールをされていたことからか
こちらでもたびたびコンサートがあります。私もそこの文化ホールまで行きました。
その時やはりストラディバリウスについての話がありサントリー財団が数丁抱えており
有望な演奏家に提供しているという風なことを語っていました。アンコールはやはり
クライスラーでした。
それにしてもいつかその家庭教育方法が話題になっていましたが、画家、作曲家、バイオリニスト
の3兄弟(妹)とはすごいですね。
投稿: dairy | 2009年5月 2日 (土) 21時03分
おはようございます
はじめて聞く声はウグイスではなかったが、けさ枕元のラジオで
トークと名演奏聴きました、いつも千住の音楽ありがとう。
投稿: uozichcihs | 2009年5月 2日 (土) 21時06分
豊かな気分を満喫しています。
投稿: adasih | 2009年7月 4日 (土) 18時22分