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2009年6月30日 (火)

「グリーン・スリーヴス」「ハンガリア舞曲」:コンサート記憶帳⑨

  • なにかとクラシックやオペラの事を、友人との会話の話題にしていたら、学習院創立百周年記念会館で開かれた「世界の国々を音楽で結ぼう」というコンサートのチケットをいただいた。2009年6月20日。三石精一指揮、東京ニューシティ管弦楽団。

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  • 1939年(昭和14年)に「世界共通の言語であるクラシック音楽を通じて日本の子供達の心を豊かにし、広く世界に目を向けさせたい」という強い思いから、第1回の演奏会を日比谷公会堂で開いたという団体、E.カニングハム記念(社)青少年音楽協会のの70周年記念公演だった。

  • 今回の音楽世界めぐりは、アメリカから始まり、イギリス~ドイツ~フランス~イタリア~オーストリア~ハンガリー~チェコ~フィンランド~ロシア~日本と、ややヨーロッパに長居するプログ゙ラムだった。けれどそんな堅苦しい詮索そっちのけで、目の前のオーケストラ演奏と、民族色豊かなバレエの組み合わによる舞台の展開は、これらの国々の民族もようだとか自然や歴史を、次々と、想像させてくれた。曲目ごとの三石精一さんの落ち着いた解説と老練な指揮ぶり、それに一糸乱れず調和する若い楽団員の見事な演奏が、すばらしかった。

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  • Sekaionngaku2 「アルルの女のファランドール」、「ハンガリア舞曲第5番」はじめ、TVの「名曲アルバム」そのもので、ほとんどすべてが聴きなれたものだけに、そのライヴ演奏は格別だった。ここでは、そのうちのいくつかを、三石さんの解説から、記憶しておきたい。

  • <グリーン・スリーヴスによる幻想曲(ヴォーン・ウイリアムス>:このメロディは16世紀イギリスのエリザベス朝時代にはやったもので、、当時の大劇作家シェークスピアが「ウインザー城の陽気な女房たち」の中でこの曲を取り上げた。ヴォーン・ウイリアムスはそれをもとに「恋するサージョンというオペラを書き、その中にこの旋律を用いた………。私は数年前に旅したスコットランドや、英国湖水地方を思い出していました。写真はその時泊まったホテル。

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  • <ハンガリア舞曲第5番(ブラームス)>:ブラームスが演奏旅行中にジプシーの音楽に強くひきつけられ書かれた曲。全21曲あるが、第5番がつとに有名。ハンガリー民謡チャルダッシュのように、リズムの緩急や変化が織り込まれている………。いつのまにか足踏みをし、中部ヨーロッパの緑の草原で手を組み輪になって踊っている民族衣装の女性たちが、頭に浮かんできた。

  • <フィンランディア(シベリウス)>:フィンランドは北方の北極圏にまで広がる美しい国。たくさSiberiusu んの湖が点々とあり、、急な流れの川もたくさんある。シベリウスはこのフィンランドへの愛国心を込め、ロシアの圧政下にあったフィンランド国民に勇気を与えるためにこの曲をつくった。音楽で詩を書くように作られた曲。宗教的な第1主題と、フィンランド民謡風の第2主題からできている………。チェコの雄大な自然を歌ったスメタナの『モルダウ』と同じように、自分たちの祖先が血を流して勝ち取った国家の独立や民族への熱い思いと、それを受け継ぐ人々の執念、エネルギーを感じる。写真はヘルシンキ・シベリウス公園にて(2008,6,18、わがつれあいによる撮影)。

  • ラストはわが日本の<管弦楽のためのラプソディ>:1960年にN響が世界旅行に行ったときに指揮者として同行した外山雄三が作曲したもので大成功をおさめた。以後日本のオーケストラが海外で公演するときにはほとんど全ての演奏会で取り上げられ大喝采を博している。「あんたがたどこさ」「ソーラン節」「串本節」「信濃の追分」「八木節」などが次々と現れる大変化に富んだ楽しい曲………。このまえの国立音大コンサートのアンコール曲で、ずいぶんド派手だなとびっくりして聴いたのだが、世界の国々の音楽がいずれもその国の民謡や民族音楽を下敷きにおいているのを聴き続けてみると、「そうだ日本にもいい音楽があるのだ」と、あらためて元気が出てきた。舞台狭しと「ソーラン節」「八木節」にあわせて飛んだりはねたり踊ったりの人たちと一緒に、会場全体がおおいにもりあがった。

  • Sekaionngaku3_2 話は変わるが、学習院創立百周年記念会館の会場には、30年ほど前に何かの行事で行った記憶がある。当時四角屋根だったか、六角屋根だったか特徴のある建物だったと記憶するが、建て替え後?の現在の大ホールも、そのときの記憶とあまり変わらない。 あかるく大変見やすい、音響効果も十分楽しめる会場。

  • この日のプログラムも演奏内容も、すごく見ごたえがあった割には、観客の入りは6分~7分くらいで、もったいないように思えた。満席だったら、もっともっと盛り上がっただろう。

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コメント

noteブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」は20代の頃、買ったLPの1枚で大枚はたいて買った
トリオのステレオで溝がなくなるほどよく聴きました。もっともLPが数枚しかなかったからかも知れませんが。
その躍動感のあるストリングスに引き込まれました。
昨日の「クローズアップ現代」で辻井伸行さんが取り上げられていましたね。音楽の真髄が
とつとつと語られているようでした。Σ( ̄ロ ̄lll)

投稿: akuzus | 2009年7月 4日 (土) 03時32分

(o^-^o)あの、クローズアップ現代、見ました。みました。
最後のショパン「子守唄」の澄んだ音色、天井をみあげ、首を振りながら「辻井の○○○○」(ex、ショパン)と言われるような、レベルまで努力したい―――と^^^
 その後「題名のない音楽会」にも、佐渡裕氏と一緒に出ていましたね。引っ張りだこですが、あまり持ちあげられすぎて、自分を見失ってしまわないかと、気にはなります。彼だって、まだ若くて。「恋愛もしてみたい」などと云っている、普通の生身の人間なのでーーー(;ω;)

投稿: kij | 2009年7月13日 (月) 03時28分

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