千昌夫・新沼謙治 ジョイントコンサート
東北出身のふたりの演歌歌手によるジョイントコンサートを見た。2011年9月27日、立川市市民会館。
会場はわれわれ世代のご婦人を中心に満員の盛況。中に混じっている男性もふくめて、庶民、庶民、庶民、ざわざわ耳に入る話し声・笑声は、雑然としてにぎやかだった。クラシックのコンサートとは、別世界。.
チャリティの仕組みが組みこまれていたのか、なかったのかはっきりしない。しかし、ふたりとも被災地の希望の星であり、現地に何回か足を運び活躍中だ。コンサートに出かけることで、なんらか東北の応援になるのではいう思いもあった。
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スタートは新沼謙治。大船渡出身。9月9日に、元バドミントン世界チャンピオンの奥さんを亡くし、ショックを受けているはずの舞台。
”嫁に来ないか”、“ヘッドライト”、”津軽恋女”などの熱唱。「せっかくだから会場を廻ります」と握手攻めに遭いながら、1階全席を廻ってくれた。まじめそうな人柄、ことし55歳とは思えないすらりとしたスタイルで、胸にじんとくる歌いぶりだった。自分の席にも間に合って、握手をしてもらった手が熱かったし、笑顔からは人柄が伝わってきた。
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メインステージはやはり千昌夫。稀代のエンターテイナーだ。詳しいことはわからないが、一時3,000億もの借金で表舞台から姿を消したが、今では、それも糧にしての人気ぶり。今64歳のはずなので、今日の観客とほぼ同年代。
”俺だって君だって””君がすべてさ””夕焼け雲””アケミという名で十八で”など、聴き覚えのある歌。”星影のワルツ”はもう45年も前のヒット曲だ。極めつけは”北国の春”、35年前の世界的大ヒットだ。
”しらかばァーあおぞォーら、みィーなァーみかァーぜェー”、会場内あちこち唱和が始まって、すぐに大合唱へ。ひとりで来ていた隣の女性客(おばあさん)も、大声で歌っている。青春、青春。
「語り」も大うけで、場内の笑いを盛り上げた。脱線したのか?計算ずくなのか?中味が下ネタ臭く、きわどくなると、さすがに、こちらが一段見くびられたような気がした。そこまでのサービスは要らないんだけど!
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ふたりの個人技で、休憩なしの2時間ちょっと。大音響のアンプと絶唱が、(音楽というものからはほど遠く)、ガンガンと、観客の聴覚と脳髄にぶち込まれ、感覚・感情を揺さぶられる超娯楽の時間。まあ、たまにはよろしいのでは? ストレス発散、甦る熱球!だった。
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